焙煎度合

一般的には、浅煎り、中煎り、中深入り、深入り、と区分したり、ライトローストからイタリアンローストの8段階で言われたりします。

この煎り具合が浅煎りだとあっさりとした味わいで、酸味が強く、豆によってはえぐ味と呼ばれるアクの味が残ってしまいます。そして、焙煎時間を長くすることで中煎り、深入りとなり、味わいも苦みが強くなるようになり、コクも強く感じられるようになります。
どの煎り具合が良いかは、結局のところ”好み”です。紅茶のような、あっさりとした浅煎りが好きな方もいますし、深く煎った苦みの強いコーヒーが好きな方も多いです。


ところで、焙煎が進むにつれて、豆がハゼます(パチパチという音がします)。

1回目のハゼは低いパチパチという音(ポツポツという音が近いかも)、2回目のハゼは高いパチパチという音(ピチピチという音が近い)がします。またハゼの開始時は、パチパチという音が散発的(音と音の間が長い)ですが、ピークに入るとバチバチバチという具合に連続的かつ大きな音がします。そしてハゼのピークが過ぎてくると、また音が散発的になり、やがてハゼは終了します。

尚、当店での煎り具合は、浅煎りから深入りの順で、下記のようになります。

ライト・ロースト・・・・1回目のハゼ(1ハゼと言います)直前。当店では取り扱いはありません。

シナモン・ロースト・・・1ハゼのピーク時。当店では取り扱いはありません。

ミディアム・ロースト・・1ハゼ終了時。アメリカン・ローストとも呼ばれます。当店では取り扱いはありません。

ハイ・ロースト・・・・・1ハゼ終了後、2回目のハゼ(2ハゼと言います)までの間。当店では取り扱いはありません。

シティ・ロースト・・・・2ハゼ開始時。当店では浅煎りです。

フルシティ・ロースト・・2ハゼのピーク開始時。当店では中煎りです。

フレンチ・ロースト・・・2ハゼのピークの中間時(2ハゼピーク開始後20~40秒の間)。当店では中深煎りです。

イタリアン・ロースト・・2ハゼのピーク後半(2ハゼピーク開始後40秒経過以降)から終了直前。当店では深煎りです。


焙煎度合は、同じフルシティ・ローストでも店ごとに異なりますので、気を付けてくださいね。